文化都市ヴィンタートゥール美術館で珠玉のルソー、ゴッホ作品を求めて*スイスアート旅行2022*

こんにちはMちゃんドイツ在住美容師ブロガーです。

前回スイスのバーゼルにある『バイエラー財団』の感想文をかきました(笑)

原田マハの世界へ!スイスバーゼルの『バイエラー財団』美術好きには世界で一番おすすめの美術館*スイスアート旅行2022*

溜まりに溜まってる写真の整理も兼ねてブログの記事にしたいと思います。

 

最近コロナの影響で日本からの観光客が少ない為か

今回訪れた『ヴィンタートゥール美術館』の事前情報はとても少なかったです。

ですので、コロナが終息し日本から訪れる方が

『この作品をみたい!』って思ってもらえるように簡単にまとめておきたいと思います。

では簡潔ではありますがどうぞ〜

 

Contents

スイスの文化都市ヴィンタートゥールにある『ヴィンタートゥール美術館』に行ってきた

Kunst Museum Winterthur | Beim Stadthausの詳細&場所

  • 正式名=Kunst Museum Winterthur | Beim Stadthaus
  • 住所=Museumstrasse 52, 8400 Winterthur, スイス
  • WEB=https://www.kmw.ch/
  • TEL=+41522674863
  • 営業時間=水曜日〜日曜日10時00分~17時00分 火曜のみ10時00分~20時00分(月曜定休)

 

南ドイツから車で3時間半だがオーストリア&スイスの高速のチケットが必要

ヨーロッパの高速道路は『有料道路』とされていることが多く国ごとに支払い方も変わっています。

今回向かったスイスへはオーストリア経由の有料道路を使って行くので

スイス&オーストリアの2カ国のチケットが必要になります。

といっても日本のような料金所はないので目的の国へ入る前に通行書となるシール(VIGNETTEN)を車に貼る必要があります。

今回は無事国境付近のサービスエリアで購入できました

まぁほとんど国境付近のサービスエリアで買えるんですが、たまに国境すぎてもサービスエリアがない場合があり無駄にドキドキします。確かチェコは国境越えないとサービスエリアがなくドキドキしたキヲクが。。。

まりちゃん

ここで買えます↓

サービスエリアに入ったらすぐに看板があるので売り場はわかると思います。

この場所はレジかオンライン販売機で買うのかという感じでした(うちはいつもシール買って貼るタイプのアナログです)

無事ここでスイスとオーストリア、2カ国のヴィニェッテ買えるみたいです↑

 

ヴィニェッテのお値段は国によって異なる

ふふふ、ドイツからスイスに行く場合オーストリアに一瞬入るのだよ。

本当に一瞬。

そのためにオーストリアで10日間有効なチケットを買わなきゃならんのだよ、、、!

しかもしかもスイスは一年有効チケットしか販売されていないのだよww(今回2日間しかステイしないのに)

納得できんが、ぶつくさ言っても仕方がないのでさっさと購入しました。

もちろん有料道路を通らず(今回の場合オーストリア)にスイスにむかうルートもありますが、目的地までプラス45分(ナビではずっと渋滞)でした。(お金をとるか時間をとるか!!!)

自分の考えに合わせて目的地に向かうのがいいと思いますが

私たちの前の車2台国境を渡って速攻捕まっていた(ビックリしました)

意外にシールちゃんと見てんだなぁって改めて思いました。(確か罰金は200CHE)

 

ヴィンタートゥール美術館(Kunst Museum Winterthur)の入館料は?

お値段

おとな19CHF(2600円)

(16歳以下無料)

高いですが、このチケット一枚で3箇所の美術館が見れるっぽいですが

私たちはヴィンタートゥール美術館しか行っておらず(すみません!)

以下3つの美術館で利用できるみたいですが一つは改装中につき、実質2つの美術館利用ができるチケットみたいです。

  • ◯オスカー・ラインハルト・コレクション アム・シュタットガルテン
  • ◯ヴィンタートゥール美術館(今回の美術館ね)
  • ×ヴィンタートゥール美術館フローラ(2024年まで改装中)

ここの美術館、ヴィンタートゥールの大物資産家がこぞって集めた私蔵の作品が多かったので、日本に作品が来ることは滅多にないだろうし、何より私は見たい作品がありすぎて入館料高いと思うけど、払っていく価値は十分にあると思います。(というか海外の美術館へは作品数が日本とまったく違うので最終邸にはお得だと思うのです)

ただ国外から飛行機だとチューリッヒで降りてそこから電車で来るのは結構大変かも。。。

まりちゃん

私はもう一回来館したいです。オスカーラインハルトもなかなかおもしろそうな作品が多かったので2024年にフローラの改装が終わったら是非また来たい!と思ってます!

 

スイスパスの割引は?

美術館もスイスパスでの割引はあります。

でも25歳以下ならお得感あるけどそれ以上の年齢だと結構割高です。

3日で369CHFくらいするので、3日間で電車やバスに乗りまくって、公共施設行きまくらないと元が取れない気がします。

前回のバーゼルカード見たいな観光客がお得で簡単に使える感じではなかったので今回のスイスパスは見送りました。

↓スイス観光の公式HPです

https://www.myswitzerland

 

ヴィンタートゥール美術館へ実際に行ってきた私の個人的な見所

注意
美術評論家ではないただのヲタクが趣味の延長で述べたものです。

絵画初心者の方やヴィンタートゥール美術館に行って何をみるべきかわからない方は、よかったら5%位参考にどうぞ。

1916年に開館、1995年に新館(ギゴン&ゴヤーが建築)が誕生しました。

ヴィンタートゥール美術館はバーゼル、チューリッチ、ベルンの各美術館に次ぐ第4の美術館です。

コレクションはスイスの巨匠はもちろん、モネ、シスレー、ゴッホをはじめ19世紀から20世紀の作品など、日本の後期印象派が好きな方にはおすすめできる美術館となっていると思います。

建築はとてもモダンかつ味があり、内館は悠久の年月を経た感じがとても素敵でした。(日本の田舎のカフェのような雰囲気)

 

2010年『ヴィンタートゥール美術館展』は世田谷美術館に来たことがある

今から12年前の今頃世田谷美術館で展覧会が行われました。

いやはや、10年以上前ですが、私も行きました。笑

どっちかというと世田谷美術館へのアクセスが悪く黄色いゴッホの作品しか覚えていない。。。

いやほんとごめんなさい、というわけでリベンジも兼ねて現地まで来たっという来館理由でもあります。

 

いざ入館!

チケットは一回で購入、展示は2階がメイン

一階でチケット購入、子供用のスペースや別料金がかかる自然博物?的な展示がやっていました。

二階で絵画作品の展示があるようなので向かいます。

階段スペースに大きな絵画がお出迎え。

9つのお部屋に分かれていますが、どのお部屋も照明の明るさも適度で見やすく

何より広々としていて、作品ひとつひとつじっくりと向き合える展示になっていました。

*ここからは絵画が多くなります

Vincent van Gogh『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』

Soir d’ete 1888年

麦畑はゴッホのシリーズでも晩年作品で数十点ほど。

彼の宗教学や肉体労働者への感謝から生まれました。

 

Les pissenlits 1889年

ゴッホの晩年作品はオランダの『ゴッホ美術館』でたくさん見てきましたが

あそこは平日でもこみまくり&予約必須全然ゆっくり見れないので、

ゆったり作品見たいならスイスは穴場なぁとしみじみ思いました。。。。

 

Joseph Roulin 1888

はー見れてよかった!

目玉の一つの作品『郵便配達人ジョセフ・スーラン』

10年前世田谷で見た時は暗い展示だったけど、ヴィンタートゥールは明るくて

何より広いお部屋で見たのでなんだか陽気な配達人に見えました。

背景が黄色でタッチの厚みがやはりゴッホ。

アルル時代のこの友人の作品は他にも3、4枚書いていてその中の一つです。

 

Claude Monet『クロード・モネ』

Nymphéas blancs et jaunes um 1915 -1917

(白と黄色の睡蓮)

オランジェリーのような大きなモネの作品はありません。

この作品が一番大きく、睡蓮自体もこの作品一枚だけでした。

初めてみた青紫のそこまでぼんやりじゃない睡蓮。

モネの目が調子良かったのかなぁとか想像したり。

近接だからかバイエラー財団所蔵作品に似ていました。

 

Bateau échoué à Fécamp 1868

 

Forêt de Fontainebleau um 1863–1865

 

Varengeville, marée basse 1882

この部屋は少し薄暗いからか、雲り作品は今にも振り出しそうな雨雲に見えます。

 

 Belle 1889

モネっぽくない、、、!

1912年位から白内障が進んだと聞いていますのでその画風が前と後ではだいぶ異なります。

1923年に3回の手術をしていますが、そこからモネの目に映る色彩感覚はいったいどのように変わったのでしょうか・・・。

 

Alfred Sisley『アルフレット・シスレー』

Sous le pont de Hampton Court1874

シスレーはフランス生まれのイギリス人画家です。

典型的な印象派の画家としてピサロやアンリ・マティスから親しまれていた。

こちらの作品『ハンプトンコート橋の下』はずっと見ていると

私はなぜか表面の水がゆらゆら揺れる不思議な現象に襲われます。

 

L’église de Moret au soleil du matin 1893

 

Camille Pissarro『カミューレ・ピサロ』

Le Boulevard Montmartre, mardi gras, soleil couchant 1897

 

Henri Rousseau『アンリ・ルソー』

前回のバイエラー財団でも言ったけど、私はルソーが好きなんです。

ドイツにいる間にルソーが展示してあるヨーロッパの美術館は全部行きたいんです。

Pour fêter le bébé!1903

昔世田谷で同じ作品を見た時は何にも思わなかったけど、

いざ自分が絵を描くと思うことはたくさんあります。

赤ちゃんなのに顔がリアルでおもちゃの大きさもすごいし

手がすごいことになってるけど

植物の着色やこの構図、どんどんルソーのすべてがやっぱクセになるんですよねぇ。

しつこいけどルソー見るなら原田さんを是非読んでほしい!!!

 

Pierre Bonnard『ピエール・ボナール』

ナビ派の創設者、家庭的な作品が多い

Effet de neige oder Le Cannet sous la neige 1927

 

La tasse bleue 1907

 

Le moulin à café 1930

これだけ描き方がだいぶ違う。

 

Jeune fille nue devant la cheminée oder Nu devant la cheminée1919

ボナールの作品は

品物はどことなくルノアールっぽい幸福感も漂うんだけど

ルドンの象徴主義かつ怖い印象もあるんだよな、、、。

 

L’abat-jour orangé 1908

エルデンリングっぽい感じが、、、

 

René François Ghislain Magritt『ルネ・フランソワ・ギスラン・マグリット』

Le monde perdu 1928

好きです。

マグリット、大好きです!!

この作品は展示されてたのも知らなかったし、私が持っている画集にも載っていない作品でして初めて知りました。

こーゆー感動があるので美術館めぐりはやめられないんですよ、、、。

いつかベルギーのマグリット美術館に行きたいもんだ、、、!

MEMO
この間行ってきたので今度記事にします!

 

Piet Mondrian『ピート・モンドリアン』

抽象画といえばピート・モンドリアン

日本でも大人気で『ユニクロ』とかでTシャツ販売されていた気がする。

NYのMOMAにも飾ってあるので、知名度は高いが、私、作品(原画)見たの初めてで

ほんと理解と解釈が追いつかず。すみません。

Composition A 1932

Composition no. I 1930

しっかりとケースで覆われておりました。

こちらをお目当てでウィンタートゥールに訪れる方が多いのでしょうね!

 

Le Corbusier (Charles-Edouard Jeanneret)『ル・コンブジェ』

Nature morte aux nombreux objets 1925

 

Edouard Vuillard『エドュワール・ヴィワール』

ピエール・ボナールと同じナビ派の一人

60歳まで実家暮らしだったためか、母親との作品や家庭の構図が多いのだとか。

La liseuse 1910

 

Intérieur, effet de soir 1893

いやマジでドガかと思った、、、

Grand-mère et enfant au lit bleu 1899

スーラっぽい雰囲気もあって実際見てメモらなかったらわからなかった。

Femme se déshabillant 1900–1901

 

Odilon Redon『オディロン・ルドン』

モネやルノワールと全く逆の主義で幻覚的な作品が多い気がする

サイクロブスしか知らなかったので感慨深い。

Alsace oder Moine lisant  1914

日本語で『読書す僧』だと思いますが、なんだろ、ルドンって個人的に怖い画風なんですが

ここに飾ってある作品はそんなことなく、ただただ儚い色彩。

晩年は日本の影響も受けたとか。

Fleurs des champs 1905–1908

 

Studie zu La chasse aux lions d’après Delacroix 1867

(Kindleで200円のくせに、すごく良かったデジタル画集↑おすすめですw)

 

Henri de Toulouse-Lautrec『アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック』

ルドンかと思うほど絶望や幻覚的だった

 

Oskar Schlemmer『オスカーシュレンマー』

Innenraum mit fünf Figuren 1928

ドイツの画家・彫刻家

球体で生み出す空間や人物構成がツボ。

 

Pablo Picasso『パブロ・ピカソ』

Homme et femme 1968

Femme nue allongée sur la plage et personnage debout 1961

キュビスムを生み出した天才ピカソ

個人的に理解ができずあんま好きじゃなかったけど、

原田さんの作品を読んでピカソのカリスマ的感覚は、もはや怖い。

しかもルソーの作品や才能にもピカソは最も早く見抜いたとか、ピカソが越えられなかった唯一の画家がルソーとか。

知れば知るほどピカソにハマりそう(沼)

Bouteille et raisins 1922

Deux personnages 1934

 

Walter Swennen(企画展)

現代的な企画展でした。デザインとかが好きな方は好きかと。

 

*まとめ*ヴィンタートゥール美術館私は行ってよかった。大きな睡蓮や有名な作品をたくさん見たいなら無理に行かなくてもいいかも。

車ならチューリッチのついでにヴィンタートゥールにも足を運んでほしい!!!

南ドイツから車でチューリッチにいく途中にあるんですよ、ヴィンタートゥールって町が。

とても綺麗で文化的な町、市民みんなに愛されている古くて美しい美術館。(駐車場は探すの大変だった、、、)

私はゴッホ、ルソーの作品が大好きなので、12年ぶりに生の『赤ん坊のお祝い』を見てルソーの世界にまた恋をしました。

ですので、みんなにも素晴らしい作品を知ってほしいので、

こちらの記事に私が好きな作品だけ簡単にアップしましたが

ヴィンタートゥール美術館近郊に『チューリッチ美術館』&『バーゼル美術館』という

大きくて有名なたくさんの作品を所蔵する美術館があります。

もちろん私も上記2つの美術館も今回訪れました。

スイスの美術館で作品を見るのにはお金と膨大な時間がかかります。

なのでたくさんいろんな作品を同じ時間と料金位で見たい方へは

前回のバイエラー財団とヴィンタートゥール美術館は場所が遠く作品数が少ないのでおすすめはできないです。

ですがマニアックな美術作品が好きな方々には絶対に最高の美術館だと思います。

 

見たい作品を守る建築や

歴史とともに変わる空気感

日本には来る確率が低い私蔵名画などなど

全てを踏まえて私はバイエラー財団とヴィンタートゥール美術館へ行ってよかったです。

私は幼少期、小さな田舎で暮らし小さな美術館にいつも訪れていたので、その懐かしさは個人的な感情から来るものだと思います。

なので好き嫌いが分かれる美術館かもしれませんが、スイス旅行の時間があれば行ってみてください。

まりちゃん

今度行く機会があれば、近くのラインハルト美術館も立ち寄りたいと思っています。では!