こんにちはまりちゃんドイツ在住美容師ブロガーです。
オーディナリーの記事を続々書いてるけど、実際二年使ってこんなに楽しませていただいたスキンケアって久しぶりだなぁとしみじみ思っています。
多分製品で肌が荒れて嫌になっても、自分にあった使い方が見つかると美肌へ導いてくれる信頼性がオーディナリーにあるんだろうなぁ。
さて今日は酸(ピーリング剤)やレチノールに続く人気商品、オーディナリーの『ビタミン』についてまとめます。
私の肌を良くも悪くも揺らいでくれるビタミンの内容ですので、ささっと目を通してくだされば幸いです。
♥The OrdinaryのピーリングAcid(酸)のまとめ

♥The Ordinaryのレチノール&レチノイド のまとめ

Contents
オーディナリーのビタミンC&アスコルビン酸(Vitamin)の効果について
そもそもビタミンCとは
水溶性ビタミンの一種。科学的にはLアスコルビン酸。
ビタミンCとアスコルビン酸の違い
アスコルビン酸の旧称がビタミンCです(アスコルビン酸=ビタミンC)
ビタミンC(アスコルビン酸)の形態について
水溶性で不安定。安定性の高い様々な誘導体が開発され代表的なものとしてアスコルビルグルコシド、リン酸アスコルビルMgがよく使用される。
ビタミンCは日焼けによるシミやソバカスに効果がある
強い抗酸化作用があるので、メラニン色素の生成を抑えて、日焼けによるシミやソバカスを防ぐ働きがある。老化によるフリーラジカルの発生を防いだりコラーゲンの生成を促す働きもある。
ビタミンCとビタミンEを一緒に使うと更に抗酸化作用が強くなる
ビタミンCもEもそれぞれ独自の抗酸化力を持っています。
ビタミンEの効力が弱まったところに、ビタミンCが手助けする。するとビタミンEは強い抗酸化力を持続することができます。
*オーディナリーでもビタミンC以外の強い抗酸化成分をもった商品は発売されてます⇓
まりちゃん

オーディナリーのビタミンC&アスコルビン酸(Vitamin)の種類について
今現在販売されているビタミンC&アスコルビン酸は全部で8種類(2020/6/03)
- Vitamin C Suspension 23% + HA Spheres 2%(ビタミンCサスペンション23%+ヒアルロン酸2%)
- Vitamin C Suspension 30% in Silicone(ビタミンCサスペンション30%シリコン)
- 100% L-Ascorbic Acid Powder(100%Lアスコルビン酸パウダー)
- Ascorbic Acid 8% + Alpha Arbutin 2%(アスコルビン酸+アルファアルブチン2%)
- Ascorbyl Glucoside Solution 12%(アスコルビルグルコシド12%)
- Magnesium Ascorbyl Phosphate 10%(アスコルビルリン酸マグネシウム10%)
- Ascorbyl Tetraisopalmitate Solution 20% in Vitamin F(アスコルビル テトライソパルミチン酸20%)
- Ethylated Ascorbic Acid 15% Solution(エチルアスコルビン酸15%)
*太文字の商品は実際に私が使った商品で下記にまとめてあります。
ピュアビタミンとビタミンC誘導体の違い
ピュアビタミンCはビタミンCそのものなのですぐに効果を発揮する。
ビタミンC誘導体はピュアビタミンCの分子構造を一部置き換えて壊れにくくしたも、肌への浸透時間が遅い。
しかしピュアビタミンは繊細で配合が難しい。
ピュアビタミンの効果がとても優れている反面、特徴として酸化しやすい、刺激が強い、浸透性が悪いんです。
これらを克服するべく作られたのが、成分の構造を一部置き換えたビタミンC誘導体です。
OrdinaryのピュアビタミンCとビタミンC誘導体一覧
ピュアビタミンC
- ビタミンCサスペンション23%
- ビタミンCサスペンション30%
- 100%Lアスコルビン酸パウダー
- アスコルビン酸8%
ビタミンC誘導体
- アスコルビルグルコシド12%
- アスコルビルリン酸マグネシウム10%
- アスコルビル テトライソパルミチン酸20%
- エチルアスコルビン酸15%
そのビタミンC誘導体の革命がAPPSだと思ってる
いつもAPPSについて熱く語りすぎる傾向があるので前に書いた記事を読んでください。

簡単にまとめるとビタミンC誘導体の新しい形が『APPS』という感じです。
ビタミンC&アスコルビン酸(Vitamin)の種類別効果と肌への刺激の違い(強度や吸収)
*平仮名表記のため正式名称簡略化してます
- ビタミンCサスペンション23%*効果⇒とても高い*肌への刺激⇒高い*吸収⇒10秒〜20秒
- ビタミンCサスペンション30%*効果⇒とても高い*肌への刺激⇒高い*吸収⇒10秒〜20秒
- 100%Lアスコルビン酸パウダー*効果⇒とても高い*肌への刺激⇒高い*吸収⇒10秒〜20秒(要混合)
- アスコルビン酸8%*効果⇒普通*肌への刺激⇒普通*吸収⇒10秒〜20秒
- アスコルビルグルコシド12%*効果⇒高い*肌への刺激⇒低い*吸収⇒1秒〜5秒
- アスコルビルリン酸マグネシウム10%*効果⇒普通*肌への刺激⇒とても低い*吸収速度⇒5秒〜10秒
- アスコルビル テトライソパルミチン酸20%*効果⇒高い*肌への刺激⇒とても低い*吸収速度⇒1秒〜5秒
- エチルアスコルビン酸15%*効果⇒高い*肌への刺激⇒とても低い*吸収速度⇒10秒〜20秒
ソースはDECIEMの公式サイトからですので、気になる方はご一読ください。
レチノールよりビタミンの方が種類が多くて驚き(なんかここ最近増えたみたいですね。)ですので私もまだ使ってない商品が多くて機会があれば追加で試していきます。
The Ordinaryは全製品の組み合わせが難しい(併用可、併用不可)
使う前に必ずThe Ordinary Product Conflictsでチェック!
使うなら公式の規約は必ず読みましょう⇓(オーディナリーの記事全てに記載させていただいてます)
簡易的な表も貼っておきますが、なぜ併用不可なのか細かく書いてありますので、使用前に一読いただけるといいかと思います。(例*酸とペプチドを併用すると結合が切れ、有機性が低下するなど)
まりちゃん
オーディナリーのビタミンCと併用不可の商品は?
Buffet、Buffet+Copper Peptid、Argireline、Matrixy、Naiacinamid、EUK134が基本併用不可(公式ではビタミン同士の併用はOKだが100%アスコルビン酸パウダーは他の成分との組み合わせに注意)
この表は常に更新され続けるので気になる方は最新版をHPで確認してくださいね。
まりちゃん
皮脂分泌を抑えてしまうのでかなり乾燥するナイアシンアミド。
そして刺激が強いことからAcid(酸)との併用もオススメはしません。
*pHの数値が近い物同士を同時に併用するとお互いの効果が半減してしまいます。あと公式以外で併用をオススメしない商品は私が使ってみて感じた結果なので個人の主観にお任せします。
オーディナリーのビタミンCの使い方
ビタミンCは水溶性なので基本的にクリームや乳液、オイルなど油溶性の使用前に使うことがオススメです。(例)化粧水⇒水溶性美容液(ココ)⇒油溶性乳液)しかしオーディナリーのビタミンCは種類によってテクスチャーが異なる(無水溶液、サスペンション、パウダーなど)為若干注意が必要です。
ビタミンCは保管が超重要
ビタミンCは酸化しやすいので、直射日光に当たらない涼しい場所に保存すること。空気に触れさせると酸化スピードも上がるので蓋の密閉は絶対に忘れない。*私は冷蔵庫で保管しています。
(下記に8%アスコルビン酸開封6ヶ月できちんと保管してたのも関わらず酸化してしまった比較を記載しています)
まりちゃん
regimenguideに効果や併用NG商品、フォーマットなどわかりやすく記載されています(無論英語)⇓
*ただサスペンションに限っては油分が多くもろもろが激しいので朝のメイクベースとして使うのはお勧めしません(個人的主観)
実際に使ったオーディナリーのビタミンC&アスコルビン酸(Vitamin)のレビュー
3種類を2年間で2、3個繰り返し使ったので実際に使った感想をまとめます。ぶっちゃけ失敗もしたし成功もしたので、この3つ以外私は語る資格がないので許してください。
- (1)Vitamin C Suspension 23% + HA Spheres 2%(ビタミンCサスペンション23%+ヒアルロン酸2%)
- (3)100% L-Ascorbic Acid Powder(100%Lアスコルビン酸パウダー)
- (4)Ascorbic Acid 8% + Alpha Arbutin 2%(アスコルビン酸8%+アルファアルブチン2%)
(1)Vitamin C Suspension 23% + HA Spheres 2%(ビタミンCサスペンション23%+ヒアルロン酸2%)の詳細
*価格*
6.30€
*購入先*
ドイツからだとドグラス
日本からだと【lookfantastic】
*消費期限*
12ヶ月
*成分*
アスコルビン酸、スクワラン、イソペンタン酸イソデシル、イソノナン酸イソノニル、アルコネート、エチレン/プロピレン/スチレン共重合体、パルミチン酸エチル、シリカジメチルシリレート、ヒアルロン酸ナトリウム、アクリロシルアクリル酸アセチレン/グルコマンレン/コカプチン酸クロスポリマー、トリヒドロキシステアリン、BHT
*こちらの商品は開封後約1ヶ月くらいですが、濃度も高くすぐに酸化します(酸化の印は蓋の黄色い跡)のでなるべく開けたらすぐに使いましょう。
*併用不可商品*
Buffet、Buffet+Copper Peptid、Argireline、Matrixy、Naiacinamid、EUK134
*テクスチャー*
個体の粒子と液体が混ざるサスペンション状(懸濁液)です
白く乳白色の液体ですが、手に伸ばすとざらざらします。
もちろん手触りはザラザラしてて伸びもかなり悪いです。(伸ばすとこんな感じ)単品で使うのは濃度的にもテクスチャー的にもまず無理でした。
公式では*効果⇒とても高い*肌への刺激⇒高いと書かれているが実際は?
『使って翌日すぐに効果を発揮した』ってレビューをよくみますが、35歳の私の肌には効果は全く無でした。
肌刺激は混合肌で肌強めの私の場合でも一本使い切るまでに4回くらい荒れました。(Acidの時ほどではないので病院は行かなかったけど)
ビタミンCってそもそも刺激が強いから、23%の高濃度ピュアビタミンもAcidやレチノイド 同様自分の肌の状態やホルモンバランスを考えて使用しましょう(前回のオーディナリーの記事でも書いてるので割愛します)
オーディナリー*ビタミンCサスペンション23%+ヒアルロン酸2%の使い方
ビタミンC23%は懸濁液なので原液そのまま使うのは濃度的にもテクスチャー的にも無理なので可もなく不可もない乳液で混ぜて使います。(なんでも良いと思います)
容量はビタミンC23%の美容液を豆粒くらい出して使うって書いてあったけど、乳液の量に対して1:4くらいで使いました。(大体5%濃度くらい)
結果それでも荒れたので、サスペンションの粒が摩擦になったのかもしれませんし濃度が5%以下でも濃かったのかも。
オーディナリー*ビタミンCサスペンション23%+ヒアルロン酸2%を実際使ってみて効果&まとめ
- 肌が弱い方は使い方の注意が必要
- ビタミンの容量に対してクリーム(乳液)の比率をきちんと図るべし
- 酸化が早いので消費期限よりもっと前に使い切った方が良い
- 肌が敏感な時は使うことをオススメしない
- ブライトニング効果はぶっちゃけトゥベールの方が圧勝だった
- ザラ付きとテクスチャーが不快感
- 唯一ピンポイントでニキビ跡の色素沈着には若干効果があった気がする
このブログを書くために2年間で2、3本購入し使用しましたが、多分もう買わないし、使わない。
私の場合、乳液とこのビタミン溶液の割合が一体何%の濃度が自分の肌へ一番良い効果をもたらすのかが検証しにくく総評まじでわかりにくい。
目分量で豆粒一つって人によって違うし、曖昧に使うには濃度が強すぎる。
つけ心地が悪いのはピュアビタミンがダイレクトに入ってるので仕方がない。しかし枕カバーが翌日黄色いシミだらけになる。なんならパラパラした粉(ビタミンね)が髪にまとわりつくのが職業柄許せず、どうしても使う気にならない。
しかもそれで効果が素晴らしいなら話は別だが、特にトーンアップしたってこともなく、シミが消えたとかも全くない。
ブライトニング効果(肌のクスミ抜け)はトゥベールのブライトニングセラムの圧勝。
♥トゥベールの記事はこちら⇓

ただポイントでニキビ跡や虫刺され等の色素沈着(炎症後色素沈着)部分に原液をポンっと置いて、20分くらいしたら拭き取る。そしてしっかり保湿した結果、少しだけ薄くなった気がしました。
でも原液とか肌への刺激が強すぎるし、間違えたら大変なことになりそうなので同じ使用方法を別に進めないです。
まりちゃん
(4)Ascorbic Acid 8% + Alpha Arbutin 2%(アスコルビン酸8%+アルファアルブチン2%)の詳細
*価格*
10.50€
*購入先*
ドイツからだとドグラス
日本からだと【lookfantastic】
Qoo10もお買い得
WWW.QOO10.JP
*消費期限*
6ヶ月
*成分*
プロパンジオール、アスコルビン酸、アルファ-アルブチン
*併用不可商品*
Buffet、Buffet+Copper Peptid、Argireline、Matrixy、Naiacinamid、EUK134
*テクスチャー*
無水溶液なので、前回ご紹介したレチノールのスクワランにすごく似ててサラサラしています。
ただ、こちらはあくまでアスコルビン酸のビタミンCなので時間が経つとすごく乾燥します。(クリームや乳液等で保湿はマスト)
開けたては無色透明です。
公式では*効果⇒普通*肌への刺激⇒普通と書いてあるが実際は?
アスコルビン酸は基本的にイオン導入をした方が肌への効果が高いんですが、8%濃度の肌刺激を考えるとちょっと怖いので、つけて20分くらいで流すのが私の基本です。
もちろん上からクリームを塗って朝まで過ごすこともありますが、どうもピリピリするんですよね。
先ほどのビタミンCサスペンション23%を乳液で希釈しても肌荒れしてるので、どうも長時間の高濃度ビタミンCをダイレクトで顔面に載せること自体、体が受け付けなくなってしまったみたいです。
しかし使うと毛穴の締まりは出て、顔全体がキュッとします。
調子に乗って使うと状態によってはビリビリとしみるので、肌が強い方が続けて使うとさらに効果は出ると思います。
その他、紫外線を誤って浴びてしまった時はシミを作らせない為の特効薬として使用をオススメします。
わかりやすいビタミンCの酸化スピードの比較
- 右が去年の12月開封
- 左が今年の6月開封
ボトルのスポイト部分(蓋)が黄色く酸化してるのが去年の12月開封商品です。同じ濃度で同じ種類の商品ですが、裏パッケージがリニューアルしたみたいです。
さて、ビタミンCの同商品を半年後(もちろん冷蔵庫保管)に比較
- 右が去年の12月開封→液が黄色く変化
- 左が今年の6月開封→無色
きちんと保管条件を守っていてもここまで差が出てしまいます。
結果、ビタミンCの消費期限や保管方法は必ず守ること。しかし守っていても濃度が高くれば高いほど、空気に触れた瞬間に酸化スピードは高くなります。
ですので、個人でのビタミンCの取扱はなるべく早く使用するということに間違いはないと思います。(3ヶ月くらいがベスト)
そしてビタミンCのスキンケアを使用した日は日光にあたらない、もしくは日焼け止めを徹底して付けるすることも重要です。。
まりちゃん
オーディナリー*アスコルビン酸8%+アルファアルブチン2%を実際使ってみて効果&まとめ
- 肌刺激はピリピリとします
- 付けたては良いがどんどん乾燥するので保湿を忘れない
- 瓶の作りなのか酸化が早い
- 毛穴と肌のキメは整う
- 既にあるシミには効果なし
- 肌が強かったらイオン導入した方が効果的(お進めしないが)
- 旅行など外で活動する日は特効薬として使えそう(シミ予防)
個人的に『ビタミンCでシミが消えた!』っていう人もいるけど、私的にはビタミンCの仕事はメラニンの生成を抑える『シミ予防』だと思っています。
ですので、できてしまったシミに効果があるのはやっぱりレーザー治療で、これから新たなシミを作らないためにビタミンCをスキンケアに取り入れるという考え方です。
♥韓国のレーザー治療の記事

(3)100% L-Ascorbic Acid Powder(100%Lアスコルビン酸パウダー)の詳細
*価格*
6.30€
*購入先*
ドイツからだとドグラス
日本からだと【lookfantastic】
*消費期限*
6ヶ月
*容量*
30g
*併用不可商品*
Buffet、Buffet+Copper Peptid、Argireline、Matrixy、Naiacinamid、EUK134、ビタミン以外のAcidと書かれているもの
*成分*
アスコルビン酸
*テクスチャー*
パウダーなのでサラサラしています。かなり粒子が細かいので液体にすぐ溶けるのが特徴です。
スパチュラ?(ミニ軽量カップ?)が付属で付いていました。一杯約0.25gでしたのでご参考までに。
*使い方*
パウダーなのでお手持ちの化粧水や乳液と混ぜて使います。
まりちゃん
公式では*効果⇒とても高い*肌への刺激⇒高い*と書いてあるが実際は?
もーぶっちゃけ100%Lアスコルビン酸パウダー、めちゃくちゃ良いよ。
このパウダーの話をさっさとしたかった。引っ張ったわけじゃなくて、あまりにネットで『ビタミンCサスペンション23%』が良いよ良いよって言われてるから、正直検証に二年もかかったわけですww
100%Lアスコルビン酸パウダーが良いって人、日本人で聞いたことないけど欧州ではビタミンC23%サスペンションより人気かも。多分純度100%アスコルビン酸を自分のお気に入りの化粧水や乳液に混ぜて使うことが簡単にできることが人気の秘訣かと。
正直公式の見解の通り効果⇒とても高い*肌への刺激⇒高い*は実際本当。
ですので自分の肌にこちらのパウダーをうまく使えば35歳すぎても良い感じの肌をゲットできると思います。
さて重要な肌の効果は
翌日肌がパーンっとハリが出て、くすみが取れる。
シミには地道に使い続けてると若干薄くなるくらいだが、肌のハリ間は一目瞭然だ。
まりちゃん
アスコルビン酸の効果を最大限に発揮する『イオン導入』
イオン導入はなんでもできるわけじゃないし、分子量も関わってくる。
分子量が大きいものは肌の表面(表皮)の部分にアプローチするし、分子量が小さなものはそのさらに奥(真皮)まで浸透しやすい。しかし分子量500までじゃないと確実に奥までは浸透しない。
ビタミンの分子量
- ビタミンCの分子量176
- ビタミンAの分子量286
- ビタミンEの分子量430
ちなみにヒアルロン酸は分子量100万以上、セラミドは600〜1000。
別になんでもかんでも真皮層に到達させる必要はないからその辺はちゃんと調べましょ。
ただここまで小さいビタミン類はイオン化しなくても十分に細胞組織をすり抜けてくれるので、わざわざイオン導入しなくても大丈夫という見解もあります。
自分でやってみて合う方でいいと思うけど、私はアスコルビン酸を使用する時に『イオン導入』した方が翌日の効果が違うと実感しています。
ただ濃度が強いと真皮に到達しすぎて肌荒れや刺激になるので濃度と導入過程が私の中では超重要だったりします。
まりちゃん
オーディナリー100%Lアスコルビン酸パウダーの使い方
私のイオン導入時のアスコルビンパウダー100%のビタミンCタレの配合研究*あくまで私の場合
- アスコルビンパウダー100%:精製水(1g(4杯):20ml)=約5%濃度(4.7%位)
- アスコルビンパウダー100%:精製水(0.75g(3杯):20ml)=約3.7%濃度(3.6位)
- アスコルビンパウダー100%:防腐剤、アルコールフリー化粧水(1g(4杯):20ml)=約5%濃度(混合物があるためそれ以下)
- アスコルビンパウダー100%:防腐剤、アルコールフリー化粧水(0.75g(3杯):20ml)=約3.7%濃度(混合物があるためそれ以下)
*私の計算はパウダー+水分=A パウダー÷A×100=%の計算です(単位変換の細かい計算式はずれるけど、そんなにそこは重要ではないと思っています)
大切なのは1杯と2杯の翌日の自分の肌の違いです。
2年使った結果:アスコルビンパウダー100%:防腐剤、アルコールフリー化粧水(1g(4杯):20ml)=5%濃度(混合物があるためそれ以下)私の肌には最高に効果がある濃度でした。
逆に精製水はダイレクトで肌に浸透するので5%は濃すぎて本当に痛かった。
精製水3.7%濃度(3杯)だと私の肌には丁度いいので化粧水が無くなったらまたこの割合に変更するつもり。
イオン導入する際の化粧水は、防腐剤(パラベン等)が入ってなかったらぶっちゃけなんでもいいと思う。ただ訳わからん商品使うなら私は精製水を使うかな。(こちらの化粧水は精油なども配合しているためナノ化しても濃度はかなり下がると思う。)
左から圧縮シートパック、ミニ計量カップ、アルコール&パラベンフリー化粧水、美顔器(イオン導入出可)、アスコルビン酸100%パウダー
たまに質問もらうけど、イオン導入出できれば美顔器は本当になんでもいいと思います。私のはコレ↓
(一様イオン導入のやり方)
計量カップにタレを作り、圧縮シートパックにタレを付けます。そしてそのパックを顔につけ、その上から美顔器でイオン導入します。シートが乾いてきたらタレを継ぎ足します。それを繰り返して10分くらいやります。
圧縮シートパックも別になんでもいいと思います。(私は100均か無印)
大切なのは元の肌の状態と濃度、絶対に濃度だけは曖昧にしない方がいい。特に30歳過ぎたら肌荒れのダメージがあとあと色素沈着になりかねないから、面倒でもきちんと測って頑張りましょう。
オーディナリー100%Lアスコルビン酸パウダーを実際使ってみて効果&まとめ
- 自分にあった濃度が把握しやすい
- イオン導入の時、乾燥してきたらタレを付け足しながらやること(摩擦防止)
- イオン導入機がなくても付けるだけで効果はあると思う
- 肌への刺激が強かったらその都度濃度を変える
- 初めは精製水で試すのがオススメ
- パウダーなので酸化しにくいが、液体と混ぜたら必ずすぐ使う
- 光毒性を防ぐため夜に行うのがオススメ
- 今までビタミンCのスキンケアで効果が出なかった人は特にオススメ
- イオン導入や混ぜる手間はあるけどハリとくすみには超効果的
- ビタミンCのスキンケア中は日中は日焼け止めを絶対に忘れない
まりちゃん
私の中でのオーディナリーピュアビタミン*オススメビタミン順*
- オススメしない→ビタミンCサスペンション23%+ヒアルロン酸2%
- 肌が強いならオススメ→アスコルビン酸8%+アルファアルブチン2%
- マメなら超オススメ→100%Lアスコルビン酸パウダー
あくまで私の2年間の実践の結果だし、成分や分子量等間違いがあったらごめんなさい。
でも実際使って良かったのは事実なので、オーディナリーを使ってみたい&使ったけど効果がない人は参考にしていただけると幸いです。
The OrdinaryのビタミンC、アスコルビン酸のまとめ
ビタミンC濃度を把握して自分にあったスキンケアを見つけよう
私がサスペンション23%をオススメしないのは濃度が測りにくいから。それくらい自分に合ったビタミンC濃度って絶対にあると思います。
なんとなく化粧水を手にとって、手の上でパウダーを混ぜるって使い方は絶対にしない方がいい。
それくらいオーディナリーのピュアビタミンは純度も高く、刺激も強いので、取り扱いは少しめんどくさいかも。
でも味方につければ、サロン仕上がりのような即効性がコスパよく体験できます。
もちろんアスコルビン酸はAPPSのようなもっちり感はないけど、久しぶりにハリとくすみ抜けを体感できました(炭酸パック以外でね)
毎日手作りパック&イオン導入は少し面倒な場合はアスコルビン酸8%の美容液を使用(つけてすぐ流す、肌が強い部分で試す)など自分いあったビタミンCの方法をみつけてくださいませ。
あ、あとビタミンやレチノールでしみるのは悪いことじゃないのよ?(痛いのはダメ)
角質層より奥に届いているってことだから。
レチノールみたいにコラーゲンに合成されたりする物質もあるので真皮層付近まで浸透しないと意味がないって場合もあるの。
だからしみたら悪い、じゃなくてどんな痛みやどんな炎症反応なのかで濃度や美容成分を調整した方がいいと思う。もちろん酸(ピーリング)は別ね!
永遠に語れるビタミン愛&オーディナリーの記事でした。10000文字ごえー
まりちゃん