こんにちはまりちゃんドイツ在住美容師ブロガーです。
ようやく書けます語学学校ネタが。長かった、何が長いって自分の頭の悪さよ。
それでもってなんで私は日本であーしなかった、こーしなかったの後悔の連発。
辛かった自分への戒めも含め今回は記事に致します。
この記事を読んで欲しい方は下記の大きく3パターンの方
- 『これからドイツ駐在や留学を控え、語学学校をお探し中』ってあなた
- 『お金もったいないからドイツの現地校に行きたい』ってあなた
- 『日本人に習うもしくは日本語がわかるドイツ人には習いたくない』ってあなた
ってかたはぜひ今回の記事をご覧ください。
Contents
ドイツのVHSに一年間通ってわかった事
VHSの申し込み方法はオンライか本校のGasteigでできる
ドイツのVHS(Münchner Volkshochschule)の説明やオンライン詳細等は前回記事にしたので割愛します

本校のMünchner Volkshochschule im Gasteigの場所
- 『住所』Rosenheimer Str. 5, 81667 München
- 『営業時間』8時00分~23時00分
- 『WEB』mvhs
- 『TEL』089480060
実は私去年のドイツ語のクラスがオンライン受付が定員オーバーになり、一度だけ直談判した経験あります笑 今だから笑えるけどかなり辛かった、、、。
メールでVHSの申し込み、事務所に英語でこのクラスに入りたいってクラスナンバーと自分の名前を書き『電話は苦手だからやめてくれ』って書いたのに5分後に電話で今すぐ申し込みに来いってドイツ語で電話がきました。
しかも『この校舎のこの部屋に来い』と結構早口で言われたけど校舎も間違えました(近くに別の大きなvhsがあり何より校舎がすんごい大きい)受付では英語もドイツ語も伝わらず携帯の電源はいきなり切れ、道に迷い色々散々だった思い出があります。
まりちゃん
VHSでB1(中級)の授業を受けるにはテストが必要
VHSのドイツ語クラスについて
(初級)A1−1、A1−2、A2−1、A2−2、(中級)B1−1、B1−2、B2−1、B2−2、(上級)C1−1、C1−2、C2(母国語レベル)
A1−1から始まって1コース約28回。一回3時間半で休憩15分が基本でした。毎日のコースもあるし週に2回とか夜だけのコースとか様々でした。(オンラインもあります)
早く習得したい方は毎日のコース(INTENSIVKURS)で週に5回みっちり行けば約1ヶ月半で1コース終える計算になります。
こちらがAで使用した全てのテキストです。
テストは先生によって回避できる
私は申し込みはオンライン派だけど日本でドイツ語を既に学んできた方は自分のドイツ語レベルがわからないはず。そんな方もVHSでテスト(クラス分け)を受けることができます。
どんどん授業が進むとA1、2(初級)が終わりB1、2(中級)に上がるんですがその時も同様テストを受ける必要があります。もちろん授業の進行をスムーズにするためですが、私の場合はA2−2の授業中のミニテスト&出席率70%クリアでもB1に上がれました。同じ先生がB1のクラスを受持つ場合のみでしょうね*これは絶対に校舎と先生によるのでご注意ください。
まりちゃん
VHSの学費(ドイツ語)はワンコース300Euroと格安
オペア、移民、難民などは約100Euroで授業が受けられる
先ほどの1コース約28回、一回3時間半のコースが約300Euroで受けられます。これはどの学校よりも安かったです。
現地校でもう一個有名なDeutsch Akademieも1コース約300Euroですが内訳16回(週4回の4週間)の値段でしたのでVHSの方が破格のお値段ということです。deutschakademie
ちなみにビザのために国の補助が受けられるオペアや移民、難民の方は授業料が100Euro前後で受けることができます。でも旦那さんがドイツ人の中国人女性はドイツに住むためにA1が(扶養はA1)必要で学校にきているのに授業は100Euroで受けれなかったと言っていました。多分収入によるのかもしれません。移民の方はビザのためにB1が必要みたいです、クラスのイランから来た男性が言ってました。*これはクラスメイトからの話で私は別に調べてはいません、曖昧でごめんなさい。
ドイツの現地語学学校のレベルは初心者には泣く程きつい
現地のドイツ語学校は日本人には辛すぎて辞める方は多発してる事実
もちろん辛くない人もいるけど、最初からドイツ語をやらない人も多かったです。
私の周りの辞めた人達は決まってこう言います。
『授業が何言ってんのかわからない『文法がややこしい』『定冠詞や不定冠詞の変化がえぐい』『名詞の性が無理』など。わかるわー。
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*ドイツ語は英語と比べてこれだけエグく冠詞が変化します↑
でもって最後にみんな言うことは『ドイツ語やっても意味ない』って言います。脱落した人みんな言います、なんなら『これからは英語を学ぶからドイツ語はもうやらない』と英語にシフトする方も多いです。
よほど現地のドイツ語が辛かったんでしょう、みんなドイツ語嫌いになっちゃいました。
まりちゃん
ドイツ語学習についての現地での私の考え
絶対に人と比べない
バックグラウンドは重要ですが比べすぎはよくありません。
例えば東大卒の方の勉強脳や体制は一般人にはなかなか理解できません。なぜなら彼らは幼少期から半端ない努力をしてそのステータスや勉強方法を身につけています。なのでバックグラウンドが似ている人とは比べてもいいけど、全く別物の生き物や人種と比べると萎えるだけなので気にしないのが一番です。
語学学校に行って日本人が一番発言もリスニングもできないのは教育過程故ですので気にしない方がいいです。そもそもアルファベット言語じゃないんだから。
でも同じアジア圏の韓国人や中国人もドイツ語上手だったりします。
まりちゃん
辛い思いをしてやる必要はない
先ほども申し上げましたが無理してドイツ語を学ぶ必要はありません。ドイツは田舎じゃなくれば英語も通じます。なんなら話さなくても生きていけるくらい便利な国です。
ドイツ語で病んで心が病気になってしまい日本とドイツを行き来している方を知っていますが、病むくらいなら言語習得は諦め、好きなことをしましょう。
慣れない環境で生活することは人にはわからないストレスがあります。
昔カナダに留学していた時も病んで2週間で日本に帰国したルームメイト(日本人)を知っています。
なのでエージェントとの事前打ち合わせは大切だし、語学は思った以上に難しいし、それにプラスして環境のストレスは耐え難い部分がありますよね。わかりますよ。本当に海外で孤独で語学が伸びない、仕事もうまくいかないあのなんとも言えない心の辛さはよくわかります。
最悪ドイツ語ではなく英語を学ぶ方法もいくらでもある
VHSはドイツ語以外にも英語もあります。しかもレベル分けもきちんとありますので学費が安いVHSにこだわるなら英語学習を学ぶと言うことに早々とシフトしても私はありだと思います。
英語もクラス分けのテストあるみたいです。場所はSバーンのローゼンハイマープラッツの3階の3,152のお部屋で相談もできるみたいです。もちろんオンラインも可能です。
もちろん学校に行くのが全てではありません。留学経験ある私でも第3言語習得を始めたら英語は良い感じに忘れました。悲 なのでドイツ語を本気でVHSで勉強している私でもゆるーくオンライン英会話はやっています。けどまードイツ語を勉強してからというもの英語はドイツ語が混ざってもう混乱中です。
私が使っている『DMM英会話』は勧めです。他のコンテンツを利用していないので他はわかりませんが、ゆるーく勉強できるし、安いし、何より予約がとりやすいです。*私が利用しているは通常のコースでネイティブコースではありません。
現地で心折れないためのドイツ語勉強法
日本でせめてA1は終わらせてきた方がいい
同じクラスに日本人がいたことはA2の時に2人だけですが、VHSは基本的に日本人は少ないです。それでも私が知り合った日本人の方はとてもドイツ語が上手で授業でもきちんと理解している感じでした。
話す機会があったので色々聞いてみると駐在が決まった瞬間に日本でドイツ語学校に通い(ベルリッツ)初級レベルは終わらせてきたそうです。
セブ島に留学経験ある方みたいだったので語学力のバックグラウンドは少し高いのかもしれません。
一番辛いのはA1だった
私は上記の日本人のようにきちんと渡独後のことを計画できる素晴らしい人間ではなく、『計画性皆無』な性格なので日本でドイツ語を学ぶことなんて視野にありませんでした。てか最後は仕事の引き継ぎが忙しすぎて無理でした。
でも今思えばどんなに仕事が忙しくて無理でも睡眠時間を削ってでも『日本人にドイツ語の基礎を習いたかった』と激しく後悔しました。
なぜなら『わからない』って単語がわからない状態で現地校に行くのは正直辛い以外の何物でもないからです、、、。
とりあえず細かい体験談(ドイツの何がとりあえず辛かったか)は次回記事にいたします。
*会社によっては『駐在準備金』として奥様の日本での語学学校代や現地の語学学校代を全額負担してくれる会社も多いです。
日本語がわかるドイツ人の先生もいる
先ほどの『会社で語学学校代を負担してくれる』会社でお勤めの奥様はVHSには別に行かなくてもいいわけで、身体に鞭打ってドイツのビザを絶対獲得したい人達と別に一緒お勉強をやる必要はありません。
日本語理解してくれるドイツ人の先生なら発音も完璧だし、何より日本語母語話者の読解を理解してくれます。(ただ高い。一回90分40ユーロくらいした)
私も一度だけ見学に行ったことがありますが、私が見学したクラスは全員で6人。生徒さんは全員日本人で皆様お子様がいらっしゃいました。皆様同じ地区にお住まいで同じくらい年のお子様がいました。在独歴は3、4年。そこで子なしの新参者のパッパラパーな風貌の女が入るのははっきり言って無理ゲーです。
んでもって旦那さんの会社の人とか関わる可能性もダイの大冒険で、ぶっちゃけ関わりたくなかったパッパラパーな私は身体に鞭をうつVHSに決めました。
♥駐在妻のよくある悩みを思い切ってまとめてみました⇓(軽くディスってますがよかったらどうぞ)
プライベートレッスンは2人までだと思う
多分2人とかのプライベートレッスンならもっと違うと思うけど、日本人が多すぎると質問も日本語でしてしまうし何より日本人にドイツ語を話すのって結構恥ずかしいの。だから日本人がクラスに多くれば多いほどドイツ語を話さななくなると思う。
結論はVHSで心が折れる前に、簡単な基礎をプライベートレッスンで叩き込んでもらったら、VHSにまた戻った方がいいと思いました。そうしないとせっかくのドイツ語学校がドイツ語を学ぶということより『日本人のお友達を作る』場所に変化してしまいます。(別にディスってないよ、それはそれでいいとも思うし。)
私の友人も何人か初級A1をDA(ドイツアカデミック)、VHS、G(ゲーテ)で受けでめちゃくちゃドイツ語恐怖症になり、そこからプライベートレッスンを1年ゆっくり通い、またVHSなどに戻ってきた方もいます。goethe
今もB1で同じレベルで頑張っている戦友ですが彼女達曰く『プライベートレッスンをはじめにやるべきだった』と言っていました。
VHSは先生のレベルが違いすぎる
VHSで計5人の先生からドイツ語を習った結果
私の受講ステータス
A1−1×一回受講 C先生&S先生
A1−2×一回受講 C先生&S先生
A2−1×2回受講 V先生、I先生
A2−2×2回受講 K先生、I先生
B1−1×一回受講中(←今ここ)I先生
計5人の先生、大変お世話になりました。VHS先生のレベルがここまで違うとは思いもしなかったです。もちろん人間なので相性もありますし、こればっかりは運です。
*なんで2回同じコースとってるの?って思うかもしれませんがご想像にお任せします。
全く理解できなかったC先生の授業
- 黒板に書かない、書いても筆記体で汚くて読めない
- 問題が難しすぎる、授業はプリントをやって答え合わせての繰り返し
- 説明がない、わからなくて聞いてもこれが『ドイツ語だ』で終わる
- 遅刻してくるしコピーミスが多い
めちゃくちゃ理解しやすいI先生の授業
- 大学でも教えてるらしくカリキュラムがしっかりしてる
- どんな質問も細かく受け付けてくれるし丁寧
- なんでも『Super』『Toll』『genau』と褒めちぎってくれる
- 生徒の時間と出席率に厳しく先生が遅刻したことは無論一度もない
- テストが多いけど理由は予習復習が一番大切だと教えてくれた
- 黒板にいちいち書いてくれる、しかも綺麗で例文付きだからわかりやすい
*↑これが私が好きな先生の授業中の黒板の様子
友人がどハマりしたVHSのK先生は、私は授業が全然あわず途中で行かなくなりました(中退)。
逆に今私がどハマりしているI先生は結構きびいです。
ミニテストが一回のコースで6回あるんですが全部60%オーバーじゃないと上のコースに進級できません。でも彼女のコースを受けるようになってからドイツ語は楽しくなったし、始めてよかったと思いました。
↑これがミニテスト
I先生は『B1−2の授業までしか持たない』って言っていたので、とりあえずそこまではついていこうと思います。また彼女がB2の授業を持つことがあれば絶対に受けたい!って思えるくらいいい先生です。
なのでもしもあなたがVHSで学びたいならお気に入りの先生を見つけたら語学がもっと楽しくなるかもしれません。
まりちゃん
VHSはこんな人にオススメ
- 学費を最小限に抑えたい人
- 多少ハードでも現地の学校に行ってみたい
- 外国人の友人が欲しい
- なるべく日本人と関わりたくない
*まとめ*VHSは行ってみないとわからない
以上が私がVHSに一年間行ってみて気が付いたことでした。
この記事を見ている方で、実際にVHSに行ってて『え?違くない?』って思うかもしれませんがドュッセルドルフやベルリンなど校舎によっても内容は異なります。
またこの記事は『私が経験した全ての事実』を書いていますので妄想やコピペではありませんので悪しからず。
*毎日の通学路(秋のミュンヘンも綺麗だよー)↑
私はハマらなかっただけで日本語がわかるドイツ人の先生に習うのはすごくいいと思います。
多分この先ドイツ語がどうしようもなく難しくなって授業がわからなくなった時は、VHSをやめてプライベートレッスンにいきたいと考えています、簡単にいけない理由はただ一つ。高いから笑
どのくらいまでVHSドイツ語をやるかはまだ決めていませんが、とりあえず今はヒーコラヒーコラ頑張っています。仕事をしながら勉強ができるのは主人の理解、出会えた多国籍の素敵な友人、日本人の戦友の支えがあってこそです。ありがとうございます。
日々感謝しながらもう少しVHSで頑張っていこうと思います。
まりちゃん